肺炎球菌ワクチン接種のおすすめ

 平素より、当施設をご利用いただき、誠にありがとうございます。
 当施設は、毎年冬場に向けてインフルエンザの集団感染を防ぐため、職員はもとより、入所・通所のご利用者全員にインフルエンザ・ワクチン予防接種を行なっています。
 それとは別に、肺炎はガンや心臓病、脳卒中に続き、現在日本人の死因の第4位を占める、高齢者にとって非常に怖い病気です。その原因菌の多くが肺炎球菌と言われており、鼻粘膜、口腔粘膜に健常者でも常在している細菌です。インフルエンザに罹患した場合のみならず、ちょっとした風邪により免疫力が低下した場合、高齢者でも肺炎を発病するリスクの高い細菌です。
 昨今、日本においては、介護老人保健施設に入所されている高齢者が肺炎球菌肺炎によって死亡されるケースが報道されており、肺炎球菌肺炎の予防が重要視されています。
 肺炎球菌ワクチンは、高齢者の肺炎発病と死亡を減少させることから、現在世界で7000万人以上(日本において34万人以上)と、急速に接種人口が増加しています。
 肺炎球菌ワクチンはインフルエンザ・ワクチンと異なり、年間を通じて何時でも接種することが出来ますが、特にインフルエンザ・ワクチンと両方接種する(但し、1週間以上間隔をおいて接種する)ことにより効果が大きくなると言われています。5〜8年間有効ですので、高齢者にはインフルエンザ・シーズン前の体調のよい時期に接種されることをおすすめします。
 特に以下の方におすすめします。
  @肺炎になったことのある人
  Aよくむせる人
  B糖尿病のある人
  Cその他虚弱な人
 なお、この予防接種は、皆様方から、接種費用として6,300円を頂きますので、加えて、ご了承下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。
ご了承頂けましたら、別紙の「予診票」にご記入の上、当施設宛にご提出して頂きますよう、お願い申し上げます。
  介護老人保健施設ゆうゆうハウス
     施設長 小林 勉

※「過去に肺炎球菌ワクチンを接種された方は再接種できません。」とされておりましたが、平成21年10月改定で肺炎球菌ワクチンの再接種が可能になりました。

□当施設入所者のワクチン接種年次推移
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