成年後見制度6
後見開始事例
【@本人の状況】
統合失調症
【A申立人】
叔母
【B成年後見人】
 司法書士
【C成年後見監督人】
社団法人成年後見センター・リーガルサポート
【D概要】
 本人は20年前に統合失調症を発症し、15年前から入院していますが、徐々に知的能力が低下しています。
 また、障害認定1級を受け障害年金から医療費を支出しています。本人は母一人子一人でしたが、母が半年前に死亡したため、親族は母方叔母がいるのみです。亡母が残した自宅やアパートを相続し、その管理を行う必要があるため、母方叔母は後見開始の審判の申立てを行いました。 家庭裁判所の審理を経て、本人について後見が開始されました。
 そして、母方叔母は、遠方に居住していることから成年後見人になることは困難であり、主たる後見事務は、不動産の登記手続とその管理であることから、司法書士が成年後見人に選任され、併せて社団法人成年後見センター・リーガルサポートが成年後見監督人に選任されました。


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