施設長ごあいさつ
施設長ごあいさつ

 介護保険法(平成9年12月制定)の総則には、その目的が次のように記されています。「この法律は、加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病等により要介護状態となり、入浴、排せつ、食事等の介護、機能訓練並びに看護及び療養上の管理その他の医療を要する者等について、これらの者がその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、必要な保健医療サービス及び福祉サービスに係る給付を行うため、国民の共同連帯の理念に基づき介護保険制度を設け、その行う保険給付等に関して必要な事項を定め、もって国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図ることを目的とする」。法律特有の長くて分り難い文章ですが、「心身に不具合のあるご老人でも能力に応じた日常生活が営めるように、全ての人が尽力しましょう」と要約出来ます。
   個人差はありますが、80歳を超えれば何らかの不具合が生じます。平成21年、日本全国では80歳以上が752万人(全人口の5.9%)、90歳以上が128万人(同1.0%)、百歳以上が4万1千人を数えます。これらのご老人は、戦中戦後の混乱した日本を立て直すために、非常に苦労して来られた方々です。このご苦労に報いることは、現在の全日本人の責務であると思います。しかし、誰がどのように尽力するかは大きな問題です。
 「ゆうゆうハウス」 は、平成12年3月28日の設立から今日までの約10年間に、上記の観点に立って900名近くのご老人の医療、介護およびリハビリテーションを担当してきました。当施設では、ご利用者の家庭復帰を第一目標にして、各種の専門的知識と技量を有する全職員が最大限の努力を払っております。もちろん、種々の事情で家庭に復帰できない方がいられるのも事実です。そのような場合でも、能力に応じた日常生活が営めるように支援することを目標にしています。また、同様の方針で、短期入所療養介護や通所リハビリテーションなどのサービス、さらには在宅介護にも力を注いでおります。
 周知のように、日本は世界一の長寿国であります。したがって、ご老人の介護方法については、外国を手本にすると言うより、外国が日本を手本にしているのが実情です。当施設の各職員は、それぞれの職種の学会に参加して最新の知識を吸収し、より良いサービスが出来るように努力しております。皆様方には、今後とも暖かいご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げる次第です。
平成22年3月8日
介護老人保健施設 ゆうゆうハウス
            施設長 小林 勉